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地区

【ヴェルトトゥルム】

『世界の塔』という意味。

政府が有するタワー。国の重要人物のほとんどがここにおり、政治の中心を担っている。

地下に巨大な負泉穴がある。

 

【アーデル地区】

『貴族』という意味。

ヴェルトトゥルムの下、領主や政治家など富欲層が多く住んでいる。

参政権があるのはここの地区の者のみ。

金に任せて汚いことを裏でやっている者も少なくないとか。

 

【マッセ地区】

『庶民』という意味。

アーデル地区の左側を囲むようにある。

一般的な居住区。人口密度が一番高い。

 

【グシェフト地区】

『商業』という意味。

商業目的に開発された地区。様々な店が立ち並ぶ。マッセ地区の住民が多く働いている。

 

【アルメ地区】

『貧乏』という意味。

未開発や発展途上の地域がほとんどで村や集落が多い。

さらに下のスラム街と言われる地区は治安が悪く、奴や人身の売買や一族狩りもある。

重い税に苦しめられ、女子供は特に思いをする。

終焉戦争

昔、『鍵』が作り出される前に起きた大きな戦争。

原因は、負の異常発生。

多大な犠牲を出した後に終結した。

時代区分は“巡環”に変わった。

眼持ち

厄眼と福眼に分けられる。

厄眼を持つ者は災いを持ち込むものとして忌み嫌われ疎まれていたのに対し、福眼を持つ者はめでたいものとして大切にされたり崇め奉られたりしてきた。

詳しい発生条件は未だ解っておらず、その存在にはまだまだ不明な点が多い。

先天性と後天性がある。

先天性は主に攻撃的だったり戦闘に特化した能力を得ることが多く、逆に後天性では補助や特殊的な能力を得ることが多い。

眼持ちには、魁騎としての能力の他にそれぞれ目に関した特別な能力がある。

眼持ちになると身体能力や知能が格段に上がったり体が丈夫になったりと常人より優れた能力を得るため、畏怖の目を向けられることも少なくない。

後天性の眼持ちは負の大量摂取によって発生する。

眼持ちの瞳は人一倍敏感で繊細なため、コンタクトや目薬などはNG。ただし、自然に視力が落ちることはない。

厄眼持ちは体に異常が出る(稀に正常な者もいる)。

白銀の子

大量の負にあてられて浄化されなかった魂が、偶然人に生まれ変わった姿と言われている。

負は悪しきものに集まるとされているため、軽蔑の意を込めて『穢れの子』とも呼ばれる。

不気味なほどに美しい白銀の髪が特徴。

何かしらの特別な能力を得ることが多いが、代わりに寿命が短かったり体が弱かったりするため数はかなり少ない。

感情が欠落していたり歪んでいたりと、人間としては不完全な状態であることがほとんど。

 

騎士団

ストーロジ学園の顔役的存在。

5人の生徒がリーダーとして率いている。

実力派のみによって編成されていて、制服も他とは違う特別枠。

のための試験は難関らしい。

5人は元々同じ孤児院出身で、互いに強い信頼を置いている。

かつて、孤児院はアルメ地区にあったが、強盗集団に襲われて壊滅。5人はその時の生き残り

騎士団の仕事で稼いだお金は、各地の孤児院に寄付している。

そうした活動で各地を回ったり仕事をこなしたりしているため、学園に戻ることはあまりない。

目に見えないが、常に空気中に漂い全ての人から発せられているもの。

通常は人体に影響はないが、濃すぎると体に異常をきたす場合がある。

悪天候や人混みなどの環境的要因、人の感情などの人為的要因によって増加する。

負に影響されすぎると理性を失ったり冷静な判断が出来なくなったりして、暴動や戦争などが起こりやすくなる。

また、動物などは負への耐性が人よりも低いため、より影響を受けやすく、体・形状の変化や凶暴化しやすい。

30年前、突如各地の負の泉穴が開いたことによって負が大量に溢れかえり終焉戦争を引き起こした。

ミト達によって一時的に抑え込まれたものの、サイハネの手によって『鍵』が壊され現在も負が溢れつつある。

負門

溢れた負を吸い込み閉じ込めるためのもの。

ミト達初代人柱によって『鍵』とともに創りだされたが、今から22年前サイハネの手により『鍵』片方が失われ、均衡が崩れたことにより再び負が溢れ出した。

これを閉じることが、最終的な目的とされる。

魁騎

特別な能力を持っている異能力者の総称。

負が発生した時に生まれたと言われている。

能力の高さは負を浴びた量に比例するという一説もある。

魁騎3:一般人7くらいの割合で、そのうち魁騎の過半数の能力は後天性。

“武魁(ブカイ)”と呼ばれる特殊な武器を出すことができる。

魁騎は貴重な存在な上、兵器としても価値があるため、裏社会の市場では高値で取引される。

それから保護するためにも、学園の管理下に置くことを積極的に推奨している。

また、魁騎の力が敵の手に渡ることを恐れた連中は比較的小さな一族を狙って誘拐・虐殺等を行うこともある。一族狩りと言われている。

 

『鍵』

負門と負泉穴を調整するためのもの。

『鍵』があれば、負泉穴や負門を閉じることができる。

サクラ八重の魂が『鍵』だった。

22年前、『鍵』の片方の八重の魂が消えた。

最初の『鍵』を作ったのが、当時の人柱の一員であったミトチヤ

人柱選ばれた者だけがこれを作り出すことができる。

 

人柱

負門を見張る役割。いざという時は、その身を捧げて負をおさめなければならない。

15歳の時に候補が選出される。力の大きい者が選ばれる為、二代目では三大一族の中から選ばれた。

新しい人柱が力を得ると、先代の人柱は力を失う。

人柱に選ばれた者は、体のどこかに輪型のアザができる。ある条件を満たすことで真の人柱の力を得られる。その条件とは、『自分自身と向き合い強い精神力を得ること』。

『鍵』を作り出すことができるが、人柱の身体から代償が払われることとなる。

ストーロジ学園

28年前、表向きは負が溢れ出したこの世界の現状を打破するために設立されたとされている。アーデル地区にある。

若い魁騎を集め、育成するための施設。

元はミト達が在籍していた政府直属の学園であった。

サイハネが当時の理事長を殺害し代わりにその座を奪うと名をストーロジ学園と改め、ノマが学園長に就任する前までは政府と結託して地下で魁騎を兵器目的に人工的に作り出す実験を行っていた。

三大一族

かつて、黒陰家・白陽家・嘉瑞家がそう呼ばれていた。

今では黒白の一族は勢力が衰え、嘉瑞家のみが今現在も栄光を保っている状態。

 

【黒陰家】

アルメ地区にあった。

昔から負が集まる場所に好んで住んでいた一族。

そのため戦闘能力に特化した一族として名を馳せた。負への耐性も人一倍強い。

鮮やかな黒髪黒目が特徴。

家と言うより、特定の地域に集団的に住んでいた同じ性と特徴を持つ者達をまとめて黒陰家と呼ぶようになった。

“人柱”という存在に対して強い執着を持つ者が多く、人柱になることはこの上なく光栄なことだという思想がどこよりも強く、それはもはや宗教じみている。

黒陰家の血を継ぐ者は、影を操る能力を持つ。

禁忌の儀を犯した際のユウの能力の暴走によってその一帯の一族は消滅、血は絶たれたと言っても過言ではない。

人柱になった時の能力は、“繋魂”。

死んだ者の魂と肉体を繋ぎとめて生き返らせることができる能力。ただし、繋ぎとめるための魂と肉体がまだこの世に存在していることが条件。また、一度使った相手には二度と使えない

数ある魁騎の能力の中で、唯一自然の摂理に抗える力である。

 

【白陽家】

アーデル地区とマッセ地区の間にある。

かつて一番大きな力を持っていた一族だった。

透き通るようなクリーム色の髪と海色の目が特徴。

広い領土を持ち、白陽家本家を中心にいくつかの分家があるという仕組み。

浄化の力に優れ、一族の血を受け継ぐ者は自身が発する負も少ない。

負を滅する力を持ち、本家の純血ほどその力は強くなる。

負の影響による暴動で本家の重鎮が数多く殺害されたために、今では一族の力は衰えてしまった。

人柱になった時の能力は特にないが、滅負の力がとても強くなる

 

【嘉瑞家】

国の中枢に近い場所、アーデル地区で栄えた一族。

茶系の髪色と黄緑色の目が特徴。また、魔力が強い程癖毛になるのも特徴である。

白黒の両家より遅くに発展した一族で、その規模もあまり大きくないが、この世界で唯一魔法を確立した一族として三大一族に加わった。

白陽家と黒陰家の中立の立場とされていた。

のは表向きで、裏では一番汚いことに手を染めていた

今でも強い力を持っているため、政府ともかなり縁がある様子。

出世欲が強いものが多い。

人柱になった時の能力は、均衡(バランス)。

対象、または一定範囲内の力のバランスを自在に操ることができるようになる

 

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