性別:男
髪:黒 目:右/金 左/赤
歳:14
身長:153㎝
血液型:O
誕生日:12月16日
能力:繋魂(けいこん)、影操(えいそう)
一人称:僕
二人称:君、あんた
クラス:中等部Sクラス
好きなもの:読書、サツキの歌、紙飛行機、暗いところ
嫌いなもの:熱い物、負、人ごみ
武器:刀
『入学早々僕と関わらなきゃいけないなんて、君も不運だったね。』
『身長は…っ。これから伸びる予定だったんだよ…』
【性格・日課等】
基本的に自由でマイペース。
ニックネームをよく付ける。
本を読むのが好きで、サツキの部屋によく出入りしている。
使われていない教室や場所に屯したり木に登ったりなど、一目につかないところを好み、テスト用紙などで紙飛行機を作ってはよく飛ばしている。
口調は穏やかだが毒舌気味で思ったことはズバッと言い、不必要に敵を作る。
強がりで、干渉されることを好まない。
その性格と普段の無愛想な表情から勘違いされがちだが、根は優しく仲間想い。
とても頭が良く学園にも特別扱いされているせいで周りから敬遠されている。それが嫌で、授業はおろか教室にもあまり居たがらない。
教室に居ない時は、使われていない音楽準備室か中庭に居座っている。ピアノも弾ける。
身長が低いことをひそかに気にしている。
【身体的特徴・能力等】
歳をとらず、致命傷以外はすぐに治る。常人離れした身体能力と知能を持っている。
所有能力はとても珍しいもので、黒陰一族しか所有していない(一族での生き残りは黝とカンザキと、ごく少数)。
厄眼持ちで、異色厄眼(ヘテロクロミア)と呼ばれるオッドアイの目を持つ。普段は普通の瞳孔をしているが、戦闘時や興奮したりすると猫のような縦長の瞳孔に変わる。
能力は、『目を合わせた相手を殺す』というもの。
色素の薄い金の方、右耳の聴覚が悪い。
左目を隠すように前髪が長く、よくフードを被っている。
左目は基本眼帯をして隠している。
首の後ろから左肩甲骨下辺りにかけて刀傷があるのを、上着のフードで隠している。
天候が悪いと古傷が痛む。
刀の扱いに長けており、アクロバティックな動きを得意とする。
持っている刀は霊剣で、いつも肩に掛けて持ち歩いている。
髪に付けている鈴は負を寄せ付けないための魔除け。
猫舌で熱い物が苦手。
他人との付き合いが苦手で自分とも向き合えずにいる。また、人が多い場所も苦手で、他人と三秒以上目を合わせることができない。無理にでも合わせようとすると、軽い発作を起こすこともある。
体中に能力の印が刻まれている(使うことはできない)。禁忌である、『能力を2つ以上もつこと』と同等と扱われ、このことを知っている者からは奇異・軽蔑の目で見られている。
黒陰一族特有の負を具現化して操る能力を使うこともできるが、負に影響されやすい体質のため万全の状態でも長く保つことができない諸刃の剣である。
ただし、覚醒状態になると、実験による影響かユウだけが負を操って無数の黒い刃を出すことができるが、身体にかかる負担はとても大きい。
影操を使うと徐々に体の表面を黒い模様が侵食してくる。いきすぎると自我を失う事もある。
【過去】
世界を支える人柱を生む三大一族、白陽家と対を成す黒陰家の末裔。
呪いと言われる目を持って生まれたため、一族の汚点とし疎外され親には虐待を受けた。
信仰深い母親はユウに人柱の素質がないと知ると、何者かから霊剣を手に入れ、禁忌の『人柱に生まれ変わらせる』儀を施行、ユウを殺そうとしたが、その時に不幸中の幸いか人柱としての能力(魂をつなぐ能力)が発現し失敗に終わった。(首筋の刀傷はこの時についたもの)
この出来事が原因で、ユウは人柱でも人間でもない中途半端な存在となってしまい、その反動で不老不死となった。
能力発現の反動で一族は消滅し、そのことを知る者からは「一族殺し」の汚名をきせられた。
このことで、それ以前の記憶が所々欠落していて不安定。
その後、協力関係にあった白陽一族に引き取られたが、ここでも冷たい目を向けられる。
しかし、この時、五月(めい)《皐の母》だけはユウに優しく接した。
ユウが本を好きな理由も、五月がよく本を読み聞かせ語ってくれたことによる。
間もなく、一族内で反乱が勃発。重役だった五月も暗殺された。
ユウは能力を使って逝き返らせようとするも、能力がうまく働かず、失敗。
しかし、この時胎児(後の皐)は能力で助かっていた。
そのことも知らぬまま、ユウは責任を感じて一族を抜けたのだが、研究施設に目を付けられ幽閉される。
三大一族の一つ、“掀授”能力を持つ嘉瑞一族の者達に、秘密裏に『人工的に能力を発現させる』実験台として印を体中に刻まれた。結局、その実験は失敗し能力も得られなかった。
その後、現・学園長ノマの意向によってその実験は中止され、ユウも生徒として迎え入れられた。
ある時、学園が凶暴化した獣に襲われたときに他の生徒を護るために闘い深傷を負った。
回復した後に、当時心を開きかけていた担任教師に「死ねば良かったのに」というような影口を偶然聞いてしまい、再び心を閉ざしてしまう。
それから、ずっと学校にも馴染めずにいる。
また、自分の身の回りの人達がことごとく不幸になっていることを自覚しながら、それをサイハネに指摘され、自分から心を開くことを拒むようになった。
ノノの右目が潰されたことについても、自分のせいだと強い負責の念を抱いている。